訪問看護師

看護師の離職率

看護師は離職率の高い職種ですが、結婚や出産などの理由以外に疲れ果てて辞めていく人もいます。その疲れの要因は看護そのものではなく、人間関係であることも多いのが現状です。また、人間関係に疲れて辞めようとする看護師が口にする内容は師長への不満も多いような気がします。辞職の理由がすべてが師長のせいではありません。しかし、「師長に相談しても何の解決にもならなかった」、「師長が全然だめだから、もういいかなって思った」など諦めの気分で話すのを私は何度も耳にしました。職場の人間関係において、その調整の役割として上司が果たす役割は決して少なくないのです。一方で、医療に限らず、職場の人間関係の悩みとして上司との関係がストレスだという話はよくあることで、看護師が上司である師長との人間関係に悩むことも多いです。そして、そのような看護師はどこか割り切っている印象があります。師長とはできるだけ関わらないようにする、影響を受けたくないので淡々と自分の仕事をするという風に、専門職であることを活かして師長とはほどほどの距離で働こうとしている感じです。それがうまく続けていけるうちはいいのですが、なかなか難しい面もあり、結局は辞めたくなるようです。私の職場でも師長との関係でいろいろありました。ある人が職場の人間関係で悩み師長に相談したときのことです。残念なことに、相談した内容があれこれと尾ひれを付けて噂話となって流れ、むしろ状況が悪化するという事態になったことがあります。そのような事態になるのは本当に残念です。一般の企業では上司が部下のメンタルヘルスを支援する「ラインケア」が必要だと言われ、取り組みが始まっています。看護師の分野においても、今より看護職がマネージメント力を養えるような教育をしていくと、救われる看護師も増えるのではないか?と思います。繰り返しますが、職場の人間関係はすべて師長のせいではなく、問題解決が難しいことがあるのも事実です。師長に限らず、上司というのは苦労の多い立場かと思います。しかし、上司として部下への接し方はどうか?部下のメンタルケアや問題解決方法は適切か?等を上司が見直してくれると、看護師の離職率を下げることに少し役立つのではないか?と思います。